以前、記事にした折り紙アートを思い出すと共に、さらにその奥を覗いて見ましょう。
マリアノ・サバラ・バラガンは折り紙に情熱を注ぎ、複雑で彫刻のような作品を作り上げるアーティストです。彼の作品達はモダンアートと呼べるものではないでしょうか。
世界中の職人達が伝統的なものとして捉えられている折り紙にチャレンジしているものの、次々とその技やデザインの境界を超え続けているので 今や折り紙は新しいレベルにまで至るアートとなってきています。マリアノが生み出す作品はとても複雑なもので神谷哲史(かみやさとし)やロバート・ランやブリアン・チャン そしてその他の折り紙アーティスト達によってインスパイアされています。
マリアノの説明によると”折り紙は真四角の1枚の紙に思考を巡らし、様々な折り線によって幾何学的に折っていくアートです。そして、紙で作られた彫刻とも言われる 虫、動物、爬虫類の生物やドラゴン、更には人や神話の登場人物などの様々な形を完成せます。
私は2009年の九月から独学で折り紙アーティストをしています。最初はインターネットで折り紙を目にして、とても感動したのです。動物や虫などの形がただの真四角の一枚を切らずに折ることだけによって、あそこまで本物の様に見せることが出来ているとは信じられなかったのです。それ以来、私が魅了されたこの感動的で素晴らしい日本の芸術について調べる様になりました。
私が作るデザインや演出はいかに本物の様に見せるかという事にこだわっています。
折り紙は私の人生で、その秘訣は情熱を込めて折る事にあります。私が折るあらゆる形は自分にとってとても大切です。それはただ紙を折る事を超え、全て折り終わり 紙に命を吹き込みんだ後に本当のアートが始まるのです。何時間も、時には何日も費やして形を作っていきます。そしてそれらをできる限りより一層 本物の様に見せるのです。これらの全ての経験が今の私が生み出すデザインの源となっています。折り紙という形の中に私という人間を表現しているのです。
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“ 私は何枚かのティシュペーパーを使い、それを自分の技としてより良い仕上げや表現が出来るように紙と向き合っています。他にも、中国の温州市のライスペーパーや革で出来た紙なども使用します。ロッシ社のフィレンツェの紙でも折ったことがあります。最初はスペインのマドリードからギフトでもらったもので、それは本当に紙自体もデザインも美しく大好きになりました。”
彼の作品はペルー・リマ市にある多くのギャラリーや博物館で展示されていて、その一つである日秘文化会館(Peruvian Japanese Cultual Center)でもご覧になれます。
“ 私は、作品をより一層 本物の様に見せる為に何時間も、時には何日も費やして折り紙に取り組んでいます。これらの全ての経験が自分のデザインを生み出す源となっているのです。”
もし彼の作品について興味や質問がある方は、お気軽にこちらまでお問い合わせできます↓
もっと知りたい方は www.marianozavala-origami.blogspot.pe