ROSSIのプリントデザインをとりあつかうAmacaのポップアップストアには、新しいロッシデザイナーボックスというデザイン要素が追加されました。
ROSSI1931の最も有名な花のデザインの一部は、2016年春夏のAMACA(三陽商会による)コレクションに使用されました。
現在、小売店のポップアップブティックには、京都の職人のボックスメーカーであるBox and Needleから人気のROSSIデザインを使って作られたボックスも楽しむことができます。
このプロジェクトは、日本の京都にあるロッシと親交のあるでBox and Needleとその親会社のマルシゲ紙器によって成り立ちました。マルシゲは1919年以来、卸売業者として陶器、食品、お菓子などに使用される紙器を製造してきました。Box and Needleは2009年に創立した、世界初 ”全ての箱が地元の職人によって手で作られている特別なお店” です。
箱は、刷られた紙と京都で作られた手作りの和紙を組み合わせながら作られています。その一部はインド綿、桑など、さまざまな原材料で作られています。これらの素材は活版印刷紙や木版画と同じく、箱にさまざまな見た目の美しさ、テクスチャー、そしてもちろん柄をう生み出します。紙は世界中の職人からも調達されたものも作られています。 2014年に東京にオープンした2つ目のBox and Needleの店舗で販売されているイタリア、イギリス、インド、ネパールなど17ヶ国から取り寄せられた紙が京都のBox and Needleのワークショップにも持ち込まれました。 それぞれの箱が職人によってさまざまな形、サイズ、用途に合わせて手作りされています。
店舗の広報を担当しているアヤさんは、「私たちは、特にロッシの作り出す紙のような物語を持つ紙が好きです。」と言います。
マネージングディレクター兼プライマリーデザイナーの大西京子さんは、ペーパーアートとクラフトを専門とし、「京都のおもてなしを共有する方法として」Box and Needleのコンセプトを思いつきました。
彼女は続けます。「箱はただの空いたスペースでしかありません。そして、その空いている場所にあなたが何を入れようとも、美しく魅せることができます。あなたがそこに何を入れるのかは無限の可能性があるので…それを考えるのが私にとってはワクワクする瞬間す。」
彼らの持つ理論は、「箱は時々捨てられる単なる入れ物であるからこそ、簡単に捨てられない特別な箱を作りたかった」というものです。」
ビジネスの大部分はワークショップで、そこで参加者はみんな自分の箱を作ることができます。ワークショプは京都点と二子玉川店(北東京)の2店舗で行われています。
「私たちは普段、自身の店だけで箱を販売していますが、今回のAmacaのようにポップアップストアを開催することもあります。 Amacaと共同で行ったプロジェクトでは、大阪の阪急百貨店でロッシの紙を使って箱を作る方法をデモンストレーションしました。」
箱に加えて、他の紙を使ったデザインや作品も作ることができます。
ファイルフォルダー、うちわ、封筒、想像できる色んな種類の入れ物など…
Box and Needlesは自社の製品を「生活をより明るくする紙の作品」と呼んでいます。
大西京子さん曰く、「箱を買うだけでなく、人々が箱づくりを体験することでる、箱の魅力と個性も知ることができる」というのがワークショップの背後にある目的です。
Box and Needleのデザインを購入したい場合は、二子玉川(東京)、京都アトリエ(ワークショップ)、またはオンラインショップで購入できます。1枚ずつ紙が購入できて、既製品の箱や、他にもたくさんの製品があります。
または、Amacaなど日本のさまざまなデパートでも購入できます。