『シドニーから7マイル、不安から最も遠い場所』
こちらは、ポート・ジャクソン&マンリー・スティームシップカンパニーで掲げられているスローガン。
1940年に創設され、オーストラリアの美しい海辺リゾートを活かそうという想いが込められているそうです。
マンリーは今や800万人以上もの観光客が訪れるメジャーな観光地です。 世界中の人々が自然の美しさや美味しいレストラン、ショッピングや文化イベントに魅力されています。
マンリーはシドニーからフェリーで15分、移住するにも最高な場所であり、もちろんシドニー探索として観光にもばっちりです!
その小さな半島はシドニーハーバーと大西洋に隣接しています。
その自然美はノーフォーク島に囲まれ、200個のショッピングプレース、130個のカフェ、40個のビーチがあります。
このまるでユートピアのような街で、マーティン・バートンはペーパーラバーでありながらサーファーであり、紙の輸入業もしています。
その取扱店舗が”The Paperie”というショップです。
オーストラリア、ニュージーランド一体のステイショナリーストアに世界中から職人が作った紙を届けています。
比較的万人受けしそうな紙は他の輸入業者などに頼んで仕入れています。
“The Paperies”の商品は紙に対する愛情と直感、そしてほとんどが手作りや代々家族で営まれているメーカーから仕入れた紙で成り立っています。
マーティンはヨーロッパの中でもイタリアをメインに紙を探しています。カートスやレガミ、ルビナートペンシル/ペンなどの有名なブランドに加えて、ドイツのレーダー社のハンドメイドカードやアンビエンテのイタリアンナプキン、そしてもちろんロッシ社やインスティチュート・フトクロモ・イタリアーノからも商品を仕入れています。
時間はかかりましたが、ついにこのブログで”The Paperie”についてマーティンに話していただけて嬉しく思います。きっと、マンリーと職人技で作った紙に対する愛が伝わるはずです。
ここからは、マーティンに一問一答形式で質問した時の内容です。
オーストラリアのマンリーはどんな所?
シドニーハーバー北部の最初にできたサーフビーチです。フェリーに乗り込み、有名なオペラハウスから20分離れたところにあります。海が近い郊外でシドニーに住む人もよく遊びに来る場所です。太陽をたっぷり浴びながらサーフィンするのにオススメ!
輸入販売の活動拠点はどこですか?
現在はオフィスをここに構えていますが、自分のライフスタイルによって場所を変えることはできます。倉庫は地元の商業地域にあってオフィスからは10分でつきます。
自分でもお店を持ちたいと思いますか?もしくは輸入業に徹底したいですか?
実は今、自分のブティックでも働いています。それは私の母が30年間経営者してきたお店で、シドニーだけでなくもしかするとオーストラリア全体で最初の家族経営システムを取るステイショナリーストアかもしれないです。
そしてもちろん、輸入販売も続けていきたくて今はまだ自分のお店よりも”The Paperie”をもっと拡大させることを目標にしています。
ご自身のお店ももちろんお気に入りですか?
もちろん!15年前に自分と妻で一緒に受け継いだお店です。イタリアに1年住んだことがあり、その時に紙作りの職人技に圧倒されました。
まだ主軸は輸入販売としているので、この5年間はそこに注力してビジネスを拡大させてきました。
何に惹かれて今のショップの輸入販売を始めましたか?
私たちは職人が作った紙しか販売していません。歴史があり、高品質のものばかりです。私たちには大勢が好きそうなものやマーケティングによるとかこれが売れそうという考えがありません。
それにビジネスパートナーとしていかにより良い関係でいようということよりも、良き友達であり良い関係を築くことの方がよっぽど大切です。
どの国からどれくらいの紙を仕入れていますか?
70%がイタリアからです。
それは私たちが、職人の紙づくりと言えばイタリアだと考えているからです。もちろん、ロッシ社のイタリアンペーパーは最高です。
クリスマスの時期になると、イギリスからクラッカーも仕入れています。
紙は全て自分達で買い付けて倉庫で管理しているのですか?それとも、海外から配送してもらっているものもあるのですか?
全て倉庫で管理、運営しています。大量に商品を管理しており、1000個もの小売店に届け1年中顧客様とのやりとりをしています。
どれくらいの量の紙を取り扱っていますか?
ラッピングペーパーは400枚ほど、他の紙製品は1000枚も及びます!
他にも代行販売を依頼していますか?もしそうであれば、オーストラリア全域で利用できますか?
オーストラリアとニュージーランド全域の店舗に利用できる輸入業者は10社あります。
私たちには2人の倉庫で働くスタッフがいて、店舗では他に3人のスタッフがいます。運営側に1人、そしてクリスティンと自分です。子ども達も学校が休みの時にお手伝いをしてくれます。
忘れていけない存在が、看板犬でもあるゴールデンレトリバー!本当に家族全体で引き継いでいる商売なのです。
創設者である母も、未だにハンドメイドカードを作ってくれています。
立派なウェブサイトをお持ちですが、ネットからの注文は可能ですか?
今のところは、まだ販売代理店からメールからしか注文できない状態ですが、今ちょうどオンライン注文できるシステムを作っているところです。そうすると、小売業者にとっても販売代理店にとっても簡単に注文することができるようになります。それは”The Paperie”にとっては更なる成長につながることでしょう!
なぜロッシ社の製品を輸入しようと決意しましたか?
ロッシ社とは35年もの付き合いになります。何十年もの間、堂々一位のベストセラー商品です。
お客様の1人に総理大臣の娘さん達がいらっしゃるのですが、彼女達の結婚式アイテムには中世をテーマにしたコレクションを取り扱ってきました。その中で、ロッシ社の製品がとても気に入り、チャンスがあれば輸入したいと願っていて、、ついにチャンスを掴んだのです。お客様がもっとロッシ社コレクションを知りたいというのであれば、いつでも幅広いラインを販売いたします。
あなたがオススメのロッシ社製品は?
クリスマスの金粉があしらわれた活版印刷のラッピングペーパーです!シンプルで今まで見たものの中で最も高品質です。
私たちは、特にラッピングペーパーの輸入車販売者としてオーストラリアではトップレベルです。今まで様々なラッピングペーパーを見てたからこそ、その素晴らしいクオリティが分かるのです!
“ロッシ社“は私たちのビジネスの中心的な存在です。長い間、新しい商品を生み出し続け、それらはオーストラリアでもずっと販売され続け、その品質と家族代々から受け継いだ紙作りへの情熱が遠く離れたオーストラリア人からも熱く支持されています。
毎年、イタリアへ行って会社の方々と直接会い、交友関係を維持しています。それが毎回楽しみの1つでもあります。
オーストラリアのペーパートレンドを教えて下さい。
ラッピングシートというカテゴリーそのものが今拡大していっている重要なパートです。そのため、今はそこに注力してビジネスを拡大していっています。
さらに、活版印刷の商品も人気です。その手触りと質感が心を掴んでいるようです。高級ステイショナリーは小さい市場ではりますが、確実にオーストラリアで伸びてきているカテゴリーです。
あなたにとって人生の日々はどんなものですか?
とても忙しい毎日です。朝は注文確認と倉庫チームの運営から始まり、それからはかかってくる電話は鳴り止みません。
1日の終わりもイタリアとの電話かメールのやりとりで締めます。また次の日も、その続きから始まるのです。
イタリアを含むヨーロッパにいるサプライヤー様とのオンラインでのやりとりはいつも遅れてしまうので。というのも、オーストラリアは真逆の南半球に位置しているからです。
The Paperieで働いていなかったら何をしていたと思いますか?もっと多くの時間を子ども達と過ごしていたと思います。そして、もちろんマンリービーチでサーフィンを楽しみます!今でも毎週、できる限りサーフボードを持ってビーチへ向かいますが。
The Paperieはオーストラリアとニュージーランドで開催されるトレードショーで、いつもギフトアイテムや家庭用品なども含む幅広い商品を展示しています。
『私たちは自分たちの商品の価値を知っています。そして、今まで積み重ねてきたことに情熱があり誇りに思っています。』
マーティン・バートン
Phone: +61 (0)417 668898
Fax: +61 2 8003 9706