実は、私たちの頭の中には数え切れないほどの考えで埋め尽くされています。いざ、ペンを取って書き出すまでそんなことにも気付かないもの。
かの有名な俳優、オスカー・ワイルドもかつて言いました。
『私は今まで日記を持たずに旅に出かけたことがない。誰もが旅路の途中でワクワクする読み物を持っておくべきだ。』
そもそも、なぜ日記を付けた方が良いのでしょうか?
それは、あなたの子どもや後世に残せる生きた証だからです。
“自分の人生なんて平凡だし誰も興味なんてない”と、今あなたは今思っているかも知れません。
でも、考えてみてください。
自分のおばあちゃんやおじいちゃん、それよりもっと前に生きた人達が当時に購入したものや、初めて洗濯機を使った時のこと、今では考えられないような人生を日記を通して見れるとしたらワクワクしませんか?
そう言った日常を垣間見ることこそ1番興味深いものだと思います。
あなたの孫やさらにその子どもがiPhoneや電子レンジなどを使う日常を知ったら、、、と考えてみて下さい。きっとその時代の世界に魅了されるでしょう。あなたが初めて何かを使ったり、歴史的な事件が起きた時に何を思ったかも書き残しましょう。80歳までには、大きな出来事の概要しか記憶が無いと言われています。あなたの生きた証は後世の家族にとっては遺産なのです。
他にも日記に書くことはたくさんあります。
長い間考えてもがいた末、どんな決断に至ったのか。このジレンマこそあなたの人生を映しています。もし自分の下した選択を不安に思う時があれば、日記を見返してみて下さい。あなたの考えた道のりを目にすることで思考の整理ができるはず。そしてまた自信を取り戻すことができるでしょう。
あなたが落ち込んだ時は、日記を読み返して自分が幸せだった頃を味わって見て下さい。あなたが今何をすべきか、何を選ぶべきか、再発見でき人生の軌道修正にも繋がるでしょう。そして、時には若気の至りを感じることもあるでしょう。
日記を書くというだけで、自然に自分の感情や考えをアウトプットしている行為となり、悩みが解決してしまうこともあります。
日記は永遠です。
自分の生きた証を残すことなく死んでしまった人達のことを考えてみて下さい。あなたの存在や今までの人生がある日突然消えてしまうのです。
しかし、日記は永遠不滅。あなたがこの世にいたことを示す確固たるエビデンスです。誰かがあなたの考えにインスパイアされるかもしれません。何人の人が死の後に功績を称えられ、偉業を祝福されたでしょうか?
日記には世界を動かす力があるのです。
哲学者兼心理学者であるウィリアム・ジェームスは『自分の考えを変えると自分の人生を変えることができる』と言いましたが、まさに日記にも同じ力があると思います。
自分が一喜一憂したことをその時に書いておくと、後で見た時にそれを俯瞰的に受け止めることができます。
日記はあなたにとっての最高のリマインダーなのです。
最近は、買い物リストやto doリスト、メンタルセラピー、心に響いた言葉を残しておくツールとしても使われています。
統計によると、5百万もの白紙ノートが毎年購入されているそうです。
日記を書かなかったことで後悔している人はたくさんいます。自分の人生の片鱗を残さず、後世に自分の存在を伝える手段を取らなかったと